考えられる理由が3つあります。
1.…毎回走行パターンが大きく異なっている場合。
峠道やサーキットで全開走行をされますと誤差が大きくなる場合があります。
極端な渋滞路を長時間走行した場合や高速道路だけを走行した場合もその状態で補正を
掛けると誤差が大きくなる場合があります。
2.…給油時の満タンのレベルが毎回違っている場合。
給油時のスタンド担当者によって、どこまで入れた時点で給油を
ストップするかが違うことにより燃料使用量の誤差が毎回出てしまいます。
厳密に補正したい場合には、毎回給油の時に「ギリギリまで入れてください」と頼むか、
又は毎回セルフスタンドを利用しご自分でお入れになることをお奨めいたします
3.…比較的短距離、又は少ない燃料使用量で補正作業をしている場合です。
A2.でご説明した理由により誤差が大きくなる可能性があります。
注…FCM−2000 N2(日産 国際規格コネクタ用)およびA2、Wを日産でご使用の場合、
エンジンコントロール・コンピュータから通知される車速が2Km/h単位の場合がありますので、
これに該当する車種の場合は超低速(おおよそ7〜8Km/h以下)で長時間走行されると、
距離の係数が正確に補正されていた場合でも積算距離の累積誤差が大きくなる場合があります。
これは測定原理上避けられない誤差ですので御了承下さい。
よって、補正作業を行う場合はなるべく渋滞路を避けて走行する事をお奨めします。
万一、渋滞路又は超低速で長時間走行して補正作業を行った場合は、高速走行時などに
クルマのトリップメーターに比べてFCMの積算距離が進みすぎる現象が起こります。
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